この記事の目次
◆ ミラコロの婚活心理塾 ◆
理想ばかり求めてない?婚期を逃すのはその心!
シンデレラコンプレックスを知っていますか?
いつか素敵な王子様が突如現れる・・・そんな夢を見ながら婚活している人はさすがに少ないかもしれませんが、シンデレラストーリーのように人生がパッと変わらないかな、なんて思っていたりしませんか?しかし、婚活においてはそんな受身の考え方や高すぎる理想は婚期を逃す原因の一つになるのです。
あなたはシンデレラになっていない?

この記事では、そんな「受け身な人」「理想だけ高い人」をシンデレラと呼びたいと思います。ここでいうシンデレラとは、「自分からは何もせず、周りが何かをしてくれると思っている女性」です。おとぎ話に出てくる主人公のように、「ある日ハプニングが起きて自分の世界が一変する」なんて夢物語のように考えていたり、受身になっていたりします。早く結婚したいのに婚期を逃す女性は、このシンデレラになっている可能性があります。
婚活は受身では決して前に進みません。もしもあなたが「ある日突然目の前に自分の理想の人が現れるかも」なんて妄想を抱いているのなら、その妄想は捨ててください。シンデレラストーリーのヒロインになれるのはほんのわずかな人だけ。それはあくまで映画や物語の中のお話なのです。
それでももし、「自分は特別なんじゃないかしら」なんて気もちが潜在意識の中に眠っているとしたら、今ならまだ間に合うので、意識を変えるよう努力してみましょう。
「私は積極的だからシンデレラではない!大丈夫!」と思っている人へ

ここまで読んで「私は積極的に婚活してるからシンデレラなんかじゃない」「私はシンデレラじゃないから大丈夫だ」とホッとした方もいるでしょう。ですが、中には積極的に婚活しているシンデレラもいるのです。
「ちゃんと婚活してるのになぜシンデレラなの?」と思ったあなた。婚活中に相手に求めている条件を一度洗い出してみましょう。どうですか?あなたの条件は次の5つのチェック項目に当てはまっていませんか?
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- 男性に求める収入が地域・年齢の平均より高い
- 見た目にこだわっている
- 最終学歴は一流大卒や院卒以上を条件としている
- 職業は医師か弁護士など特定の職業でエリートを希望している
- 交際スタート・デートなどでリードしてくれる男性が良いと思っている
もしあなたが「こんな条件、5つとも当たり前!」なんて思っているとしたら、あなたも十分「シンデレラ」です。しかし、それだけではありません。実は5つの条件のうち1つでも当てはまっていれば十分シンデレラの可能性があるんです。婚活女子としては危険信号です。
周囲への依存・男性への高い理想〜シンデレラコンプレックス〜

シンデレラコンプレックスという言葉、聞いたことがありますよね?実はこれ、お姫様になりたい願望だけを指すのではありません。シンデレラコンプレックスとは周囲が何かをしてくれるという依存的願望を表した心理学用語なのです。「王子様のような男性なんて現れないことくらいわかってるわ」と思っていても、自分の幸福を自分以外に実現してもらおうと考える心自体がシンデレラ状態なのです。
シンデレラの物語では、魔女が馬車やドレスを用意してくれ、最終的には王子様が手を差し伸べてくれて、めでたしめでたしとなります。しかし現実には何の努力もせずにだれかが望むものを用意してくれる、なんてことはあり得ません。
とは言え、5の条件(リードしてくれる男性)はちょっと厳しめだったかも。「年収とか顔とか気にしてないし。でもリードしてほしいって思うくらいいいじゃない!」と憤慨してしまった方もいるかもしれません。
確かに、「リードしてほしい」というのは多くの女性が抱いている女性らしい可愛らしい願望です。それ自体はそこまで婚活に危険なことではないのかもしれません。問題なのはそれが依存になっていないかどうかです。
たとえばひとりで地図を見てちゃんと時間通りに目的地に行ける女性が、デートの時だけ男性にリードをゆだねる。これは問題ありません。でも、自分で地図を見るのが苦手だからリードしてくれる男性がいい、と思っていたとしたらそれは問題だ、ということなんです。
女性が家庭にいることが当たり前だった時代とは違い、現代はお金も学歴もあなた自身が手に入れられる時代。見た目だって工夫すればキレイになる情報はあふれています。医師と結婚したがるよりいっそあなたが医師を目指すことだってできるわけです(医学部には30歳すぎから入学している人も意外といます)。
ちょっと話が極端になってしまいましたが、お伝えしたいのは自立できない女性でいては婚活にも危険信号がともる、ということです。仮に理想的な男性と恋に落ちて結婚したとしても、自立できないままでは彼がいなくなったら簡単に不幸になってしまうのですから。
男性に幸せにしてもらおうと思っている受け身のシンデレラ女性は、「婚活してるけどいい人が見つからない」という状況に陥りがちです。それは「自分に合った人」ではなく、「自分の条件に合った人」を求めているからです。当然ながら相手が見つからず、見つかっても相手には選んでもらえず、「いい人がいない」と嘆いては待つ・・・を繰り返す悪循環となります。幼い少女ならそれでもいいかもしれませんが、婚活中の女性がこれでは何とも残念。心当たりがある人は、今からでもいいので、脱!シンデレラを目指しましょう。
脱!シンデレラ

ではどのようにしてシンデレラから脱却すれば良いのでしょうか?「婚活を成功させたい!」と思っているのなら、ぜひ次の2つを行動に移してみてください。
- 「私はシンデレラになってるんじゃない?」と自分に問いかけてみる
●チェック項目●
・地図を見て約束の時間までに1人で目的地に行けるか
・ミーティング・研修・セミナーなどで質問や意見は?と言われて発言できるか
・友人との食事や彼とのデートで「本当はこっちがいいのにわかってくれない」と思っていないか
・公共の場所でわからないことがあった時、ちゃんとスタッフなどに聞いて解決できるか
・・・どれか1つでもyesがあるならまだまだシンデレラ。頑張って自立して。 - 理想と現実のギャップを把握する
●まずはリサーチ●
・相手への希望年収と同地域の同年代の平均年収を比較する
・相手に望んでいる学歴が自分の学歴とどのくらいの差か比較する
・自分の顔写真と希望しているタイプの男性の顔写真を並べてみる
・・・比較してギャップがあると思ったら、条件を見直すか、自分のレベルアップを図って。
なんだ、そんなこと?くらいに軽く受け止めても大丈夫。シンデレラを脱却するのは、ほんの少しの意識改革からなのです。
まずは地図が読める女になる。要望があるならちゃんと言葉で伝える。困ったなと思ったら自分で動いて解決できる。ひとつひとつの行動をきちんとできるように努力し、「自分でできるんだけど上手に甘えられる」女性を目指しましょう。
最後に、婚活がうまくいかない人の中には、このように必要以上に高い理想を持ち、他者に依存していた人も多いのではないでしょうか。まずは「うまくいかない原因は周囲ではなく自分の考え方や行動にあったんだ」と理解することから始めてみてください。
シンデレラコンプレックスは成長過程の女性には付き物の現象でもあります。ですからそれ自体は決して悪いことではありません。その経験があって、乗り越えたのであれば、いつか笑い話にできるでしょう。経験を糧にぜひ素敵な婚活ライフを送ってくださいね!
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