【婚活本紹介】「合理的な婚活/横島じゃのめ」のネタバレ・口コミ・評判・感想はどう?

「合理的な婚活 ~DINKsを本気で目指すおたくの実録婚活漫画~」は、横嶋じゃのめさんが描いた実録婚活漫画です。

この頃流行りの、オタク女子が婚活をする漫画の中でも、かなり結婚に対して“ドライ”、かつ“シビア”に描かれた作品だと思います。

DINKsとは、「ダブルインカムノーキッズ」、つまり共働きで子どもを意識的につくらない夫婦のこと。

「子供はいらない」「経済的にお互い自立していたい」「別居希望」という条件に当てはまり、さらに「お互いを尊敬できる関係」を維持できる結婚相手を探すべく、営業職BL好きおたくの横嶋さんがバリバリ婚活をする様子が描かれています。

 

天涯孤独にならないために

横嶋さんが婚活を始めたきっかけは、母・美智子さんが病気になったこと。

今まで、仕事もオタク活動も面白いし、正直結婚は無理かも…と思っていた横嶋さんでしたが、母一人子一人の家庭状況で、母が病気になったことをきっかけに、「自分はいずれ天涯孤独になるのか…」という実感がわき、それはキツイ…と婚活することを決意しました。

 

婚活の先輩である同僚・ねこみさんのアドバイスを受け、婚活アプリをいれてみます。

だいぶアレな条件なので、普通の人は来ないかも…と思いきや、「子供なしがいいんだよね?いいよ」「大丈夫、こだわらないです」など、いい人ばかり。

「婚活って効率的なのでは…!?」と気づき、いける気がする!と思う横嶋さん。

 

確かに、普通に出会うより、プロフィールから出会いたい相手を選ぶ分、趣味嗜好が一致しやすい婚活は効率的。

また、“結婚”という目的も一致している分、話が進みやすいのも、婚活の良いところです。

 

必ず聞くことを決めておく

2話では、横嶋さんが具体的にどんなふうに婚活をしているのかが紹介されています。

①相手を探す

②メールを交換する

③会う

④別れる

というステップで婚活を進めているのですが、この「③会う」のやり方がいいなと思ったのでご紹介します。

 

「会って何を話すか」、をほぼ「面接」としている横嶋さん。自分が就活で受けた「なんで?」と理由を掘り下げてくる面接のやり方を参考にしているそうです。

 

必ず聞くのは、

・なんでこの活動を始めたの?

・どんな人を探しているの?

・こうなりたい、または絶対こうなるまい、って思ってることある?

・家庭内でどんなポジションだった?

・お父さんとお母さんは仲いい?どんな間柄だった?

といった質問。

 

この、「必ず聞くことを決めておく」というのは、とてもいいなと思いました。

やはり初対面だと会話が盛り上がりにくいし、また、一回のデートでできれば相手のことを知って、次に会うかどうかを決める手掛かりにしたいもの。

それに、たくさんの相手と会って比較をする、という場合に、同じ質問をしておくのはとても大事なことだと思います。

自分の中に「必ず聞くことリスト」を作っておくといいかもしれませんね。

 

舐められないように…

もう一つ、横嶋さんが「意図的にやっていること」もすごく良いなと思いました。

それは、「敬語を使わないこと(会ったらすぐに確認する)」「下の名前で呼ばせないこと」

これはどちらも相手に舐められないようにするためにやっているそうです。

恋愛では多少の隙があったほうがうまくいくことが多いように思いますが、婚活では「初めての男性と1対1で会う」という危険性を踏まえて、舐められないように、女性がマウントを取って進めた方がいい、というのは、なるほどな、と感じました。

 

また、横嶋さんは20人に会ってみる、と決めて婚活を始めます。

こういった、「自分のルール」「ひとまずの目標」を、婚活を始める前や実際にデートをする前に作っておくのはとてもいいことだと思います。

すぐに運命の人に出会えるのは稀!あらかじめ目標を設定しておくと、途中で振り返りもしやすくなります。

 

結婚する意味とは

子供なし・別居を希望している横嶋さんは、よく「それ結婚する意味あるの?」と聞かれるそうです。

横嶋さんの考える結婚は、「大好きで尊敬できる一人の人をパートナーだと決めること」

結婚が入籍・指輪・挙式・同居・家計統一・子供、という一連の流れを指すとしたら、目指しているのは結婚ではないかもしれない、でもどんなパートナー関係になるかなんて当人同士で納得していたらそれでいいじゃん、と考えているそうです。

でも、周りは「ゆがんでる」「それのどこが幸せなの?」「つまり本気で結婚したいと思ってないんでしょ?」などと言ってくるとか…。

 

そもそも、全ての人が同じでないように、夫婦にもさまざまな、それぞれの形があると思います。

DINKsだけでなく、再婚同士の夫婦や、同性のカップルなど、そういった多様性が受け入れられる、実現できる社会であってほしいですね。

 

なので、横嶋さんの結婚への観念も、一般的ではないかもしれませんが、誰かに否定されるものでもないと思います。

横嶋さんも「絶対いけてるパートナーを見つけて、幸せという武器でボコボコに殴ってやるからな!」と言っていますが、本当に頑張って!と応援したくなりました。

 

保留、見送り、見送られ…

いろんな男性と会っていく様子が赤裸々に描かれていますが、なかなかピンとくる男性がいなかったり、まあまあいいなと思っても、婚活即終了!という気分にならなかったりして、「保留」や「見送り」にしていく横嶋さん。

いろいろ試行錯誤していく中、「会えば絶対分かる」という自信をもっていました。

 

そんな横嶋さんが17人目に会ったのが久我くん。

それまで会った男性に対し、「いい人だな」と思うことはあっても、「すごい」と尊敬するような気持ちになったのは久我くんが初めて。

これはもしや、採用あるのか…?!と思いきや、連絡を取ろうとしても返信がなくなってしまい、「見送られ」になってしまいました。

 

自分がピンと来ないケースだけではなく、いいなと思っても「向こうがピンと来てないパターン」があるのが、婚活の厳しいところです。連絡が取れないと、もうどうにもできないのも歯がゆいですね。

しかし横嶋さんは「17人目でいい人がいたから、きっとまた34人目にはいい人がいるはず!」と前向きに、プロフィールのいいね!を再開していました。

 

一番いい「選択」

その後、もう一度会ってみた藤岡くんは、「一緒にいるところは想像ができる」、でも「この人と一緒にいるときの自分はそんなに好きじゃない気がする」と言う理由で見送り。

 

一番いいなと思った井頭くんは、「この人でいいのかな…もういいか…よりいい人が現れる保証はないし…疲れてきたし…」と思ったタイミングで、漫画の担当さんに対して「今選択をしてこの人に恥じない選択でしたって言えるかな…?」と迷い、結局もう少し頑張ってみることに。

 

やはり「結婚」となると、「本当にこの人でいいのか」と迷いが生まれますよね。

横嶋さんのように、婚活をずっと続けていると、「もうこの人でいいかな?」という気持ちになってしまうのも分かります。そういう時に、判断のストッパーになってくれる人がいてくれるのは助かりますね。

ついつい一人で頑張ってしまう人も、アドバイスをくれる人を身近に作るといいかもしれません。

 

まとめ

最後にまた「この人か…!?」と盛り上がるものの、結局見送りになる横嶋さん。

結婚には至らないまま1巻は終了しますが、それぞれの男性とのエピソードや、自分の結婚観・婚活の様子について客観的に掘り下げたりする場面など、特に「一般的じゃない」結婚を望んでいる人には、とても参考になる一冊だと思いました。

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