【婚活本紹介】「100回お見合いしたヲタ女子の婚活記1・2/肉子」のネタバレ・口コミ・評判・感想はどう?

ゲーム・漫画が大好きなオタク女子である肉子さんが婚活をした経験を漫画にしたのが「100回お見合したオタ女子の婚活記」。今回は、この1巻の内容と感想をまとめてみました。

追記:2巻も読みました!

 

「100回お見合したオタ女子の婚活記」

オタク女子が婚活をする、というタイプの婚活記は、最近よく見かけるジャンルの一つだと思います。オタク趣味に限らず、いろいろな趣味に情熱を燃やして、あまり結婚を意識してこなかった、という女子は、案外いるのではないでしょうか。

そういった場合、やはり、趣味を受け入れてくれる男性と出会いたいですよね。肉子さんもそう思って婚活に取り組んでいくので、参考になるところが多そうです。

ただ、全体的に文字が多く、ゲームや漫画のネタが盛りだくさんなので、そういったネタが好きな人向けかもしれません。

 

主人公はいわゆる「オタク女子」

主人公の肉子さんは豚のキャラクター。高卒・正社員・年収400万・実家暮らし・田舎の長女という彼女が、初めて結婚相談所に行くところから始まります。

「めっちゃ受け身でぶっちゃけ恋愛にもそんなに興味なし、でも親がうるさいし兄が26で結婚してますます居づらい…地元で働いているから一人暮らしする意味もメリットもないし…婚活する理由としては『結婚したい』つーかこのまま独身でいたくない……40になっても今と同じ実家暮らしの薄給OLなんていやだ……働くのも好きじゃないし、なんとかして”既婚”という免許を手に入れて堂々と暮らしたい……

こんなネガティブで不純な動機のオタ女でも結婚できますか!?と尋ねる彼女に、結婚相談所のアヤメさんは「不相応な高望みさえしなければ大丈夫です」と答えてくれます。

結婚相談所、と聞くと、なかなかハードルが高く、でも登録しさえすればなんとかなりそうなイメージがあり、もうどうしようもなくなった時の最終手段、最後の砦と考えている人もいるのではないかと思います。

しかし、肉子さんは、「結婚相談所は魔法使いでもないし、最後の砦でもない。お膳立てと機会づくりをしてくれますが、当人が積極的に動かなければ何事も発展していかないのです」と語ります。

このように、結婚相談所ってどんなところ?という紹介が多々入ってくるので、これから登録してみようかな?と考えている人には、参考になりそうです。

 

趣味を分かってくれる人と付き合いたい!

オタ女子にも結婚願望はある、という肉子さん。「一緒にゲームをプレイする」「オタクの聖地に一緒に巡礼」「お互いの萌えについて語り合う」などなど、充実したオタカップルがうらやましくて仕方ありません、と語ります。

オタカップルになれなくても、せめて、放任してくれれば充分。この気持ち、とっても良く分かります。趣味って、その人の生きがいだったり、ストレス発散だったりしますよね。

一緒に趣味を楽しめなくても、せめて「やめろ」とか、「いい大人なのに…」と言わない人と付き合いたいですよね。

 

結婚相談所に登録した

肉子さんは26歳の時、新聞広告をきっかけに、お見合いパーティに初参加します。しかし、結局誰ともカップルにならず、その後も友人の紹介などで婚活をするのですが、あまりはかどらず…28歳の時、焦りを感じ始め、結婚相談所に登録することにします。

大手結婚相談所の担当者・アヤメさんは、「28歳とお若いですし、堅い会社の正社員ですし、いいご縁はたくさんありますよ」と言い、その上、肉子さんの性格をずばずばと当ててきます。

「あなたなら絶対結婚できる」などと無責任に持ち上げたりされなかったこと、しつこく勧誘されなかったことなどに信頼感を持ちました。

信頼感の持てる結婚相談所を選ぶことは、婚活をしていくうえでとても重要だと思います。無料相談会などを利用して、信頼感が持てるかどうか、確かめてみるといいかもしれませんね。

結婚相談所に登録すると、会員向けの会報が送られてきます。この会報には、会員のプロフィールやコラムなどが掲載されているそうです。このプロフィールもさまざまで、つい読みふけってしまう肉子さん。

相手に求める情報を聞かれ、正直に答えると、年収などをもっと上げるように言われます。そんな条件で相手が見つかるの?と思う肉子さんに、アヤメさんは「肉子さんは20代で正社員という強みがある」「スタート時点で条件を狭めておかないと収集がつかなくなる」とアドバイス。

肉子さんは20万近く払い、1年という期間限定で婚活をスタートさせるのでした。

 

やっぱり変わった人もいる…

肉子さんは「お見合いや結婚相談所なんてどうせ変わった人ばかりでしょ」とよく言われるそうですが、「そんなことない、普通の人ばっかり」…と思いきや、実際はたまに、個性的な人にあたることもあるそうです。

性経験についてずかずか聞いてくる人や、異常に不潔で垢や汗の強烈な匂いをさせていた上に、ミルクピッチャーを舐めて綺麗にした人など…。

また、ハイスペックで趣味も会う!と思った男性とお付き合いしてみたら、どうしても価値観が合わず婚約破棄になってしまったり、また、突然夜景の綺麗な場所に連れていかれて体を求められたり…。

女子会で話すネタになった、と思えればいいですが、「いろんな人がいる」というのを、初めに覚悟しておかないといけないな、と感じました。肉子さんも、「遊ばれないように気を付けよう!」と太字で書いています。

 

いろんな人に会って、価値観を考え直す

29歳になった肉子さんは、父親の勧めで別の結婚相談所(しかも2か所同時)に登録することに。しかし、そのどちらの結婚相談所もあまりいい印象ではなく、結局初めに登録した結婚相談所に絞ります。そして、回されてくるマッチングと申し込みはすべて承諾し、積極的にお見合いを始めます。

婚活でいろいろな人に出会い、いろいろな経験をして、少しずつ結婚への考え方や恋愛観、ライフプランを考え直していく肉子さん。

そんな中、二人の男性と同時にいい感じになり、どちらからも結婚を前提とした交際を申し込まれます。

一人は32歳非オタ、通称ファントム。エリートなのに謙虚な人。髪が薄いのが気になるところ。もう一人は30歳のオタク、通称ミク。ノリが合って一緒にいてラクだけど、なんだかうさんくさいのが気になるところ。

仮交際は何股でも大丈夫ですが、本交際は当然一人しか選べません。激しく悩む肉子さん。

モテないのも困りますが、モテすぎるのも悩ましいですね。アヤメさんが「ぼんやりしていると二人とも取り逃がす」という内容のアドバイスをしますが、こういう事態に備えて、「何を判断基準とするか」しっかり決めておいた方がいいかもしれません。

 

結婚の決めては「幸せにしたい」と思ったこと

二人の男性の間で悩む肉子さんは、「もう一度ずつ会ってみてどちらと本交際するか決める」と決心したものの、ファントムさんとはタイミングが合わず、その間にミクさんとは平日も休日もデートを重ねていきました。

ささやかなことを「幸せ」と言ってくれる彼に、もっと幸せにしてあげたい!と思った肉子さんは、ミクさんと本交際を決め、そして結婚を決めました。

その後、交際三カ月でスピード結婚した肉子さん。何事も「そのうちしてみようかな」と思っているだけでは納得できる結果なんて誰も運んできてくれない。婚活はそんな当たり前のことを甘ったれた自分に教えてくれた、と振り返ります。「婚活は良い体験だった」とも。

最後にどちらの人を選ぶかのエピソードでも感じましたが、交際も結婚も”タイミングが大事”だと思います。もし、婚活を始めようか迷っているとしたら、今がその「タイミング」なのかもしれません。

 

「100回お見合いしたヲタ女子の婚活記2」

「100回お見合いしたヲタ女子の婚活記1」で、婚活の挙句、見事に理想の相手とのゴールインを果たした肉子さん。しかし、1では語りきれなかった婚活の体験談をまとめたのが「100回お見合いしたヲタ女子の婚活記2」です。

結婚後の金銭について揉めたり、受け身男子とのまるで介護のようなデートをしたりといった、さまざまなあるあるを網羅した体験記なので、これから婚活を始める人には参考になりそうです。特に印象に残ったエピソードを抜粋してご紹介します。

 

草食系でなく“総受系”

はじめに紹介されるのは、草食系ならぬ“総受系男子”。お見合い・デートにおけるほぼすべての質問に「なんでもいいよ」「どこでもいいよ」「任せるよ」と言う男子のことだそうです。

本当に受け身な人ばっかり、と憤る肉子さんに、結婚相談員のアヤメさんは「求めすぎ」とバッサリ。

相手側は、「文句を言わずに付き合ってあげている」「好きにさせてあげている」と考えているから、自分が気になるお店を制覇していくような、気楽な気持ちでやってみては?とアドバイスします。

その言葉を受け、「2回目以降のデートプランも丸投げされたらこちらから断る」というマイルールを作った肉子さん。相手に丸投げされても、あまり気にならなくなったそうです。

 

なんでも良いって言ったのに

なんでもいいよ、どこでもいいよ、と言ったくせに、いざ提案すると何か文句をつけてこられると、ちょっとイラっとしますよね。肉子さんにも待ち合わせ場所に「〇〇はどうですか?」と有名スポットをいくつか提案したのに、「混んでそうだし他にありませんか?」と言われたり、相手に「ベトナム料理のお店でいいですか?」と聞いてから予約して連れて行ったところ、「なんでこの店にしたんですか?」と非難されたり…。

なかでも一番印象的だった男性は、メールで「~しよう」「~に行こう」とははっきり言わず、「チケット取らなきゃダメなんだよね?早くしないと完売しちゃうかなぁ」などと言って、こちら側に誘わせるように誘導してくるタイプ。挙句、「元カノはなんでもやってくれてオレはすげーラクだったよ、だから肉子ちゃんもオレのことはなんでもやるようにしてね」なんて言う始末。

相手に合わせることももちろん大事ですが、時にはきちんと自分から動くことも大事だなと再認識しました。

 

断られた理由は…?

第五話で取り上げられているテーマは、「お断りされた理由を知りたいか、知りたくないか?」。会話も弾んだのに、交際お断りの連絡が、マイページに届いている…。大手結婚相談所では、断られた理由までは分かりません。

最初のうちは凹むけれど、だんだん慣れてくる肉子さん。でもたまに「お断りの理由」を丁寧に教えてくれる人もいて、「もっと明るくて若々しい子がいい」「カタいっていうか苦手なタイプ」など、正直に言われるとそれはそれで腹が立つ、と語っています。

また、相手に「理由を教えてくれ」と言われて理由を箇条書きにして送ったら、返信で罵倒された、という友人のエピソードも紹介されています。ここでおすすめと紹介されている断り文句が、「私にはもったいない話です」。

断った理由を教えて、と言われることがあったら、ことを穏便に済ませるためにも、このフレーズを使うといいかもしれませんね。

 

スパルタ婚活レッスン

10話では、肉子さんの友達であるデスマスクさん(30歳)が、O結婚相談所に入会し、婚活に取り組む様子が描かれています。別に結婚を焦ってないし、3年後くらいに結婚できればいいかなぁというデスマスクさんに対し、結婚相談員のアヤメさんは「では3年後にまたご来店ください」とはっきり伝えます。

「3年後に結婚したい」と言って結婚相談所に入会する人は、3年後も独身なんだとか…。

「真剣にやっていただかなくては会費だけが無駄になります」と言われ、最後には「結婚したいんです!」と決意を口にするデスマスクさん。結局、O相談所に入会し、婚活に取り組むことになりました。

 

婚活の大事なステップとは…?

早速婚活を開始したデスマスクさん。アヤメさんに対して、「婚活指南なんてしてもらわなくて大丈夫ですよ」なんて言ってたのに、1か月後、行き詰ってしまい相談に訪れます。

そこでアヤメさんが教えてくれた大事な手順は、以下の4つでした。

 

  1. お見合いのセッティング…自分の都合のいい日を伝える。なるべく具体的に、相手に十分な選択の余地を与えるように考慮する。
  2. 初対面…待ち合わせ場所に到達したら、「自分から」「明るく」「笑顔で」「優しく」挨拶をする。
  3. デートのリードとエスコート…相手の趣味や仕事について会話を盛り上げる。
  4. 次回を決める…「また会いたい」と思ったら自分から次回を提案する。

 

この手順に対し、「それって全部男の役割でしょ!?」と憤るデスマスクさん。特にデートのリードとエスコートは、相手に期待したいところですよね。でも、アヤメさんはむしろ婚活市場でエスコートが上手な男性は注意が必要、とアドバイスしてくれます。

また、相手にこれをしてくれない、と不満を募らすのも時間の無駄、だそうです。その通りだなと、目からウロコが落ちました。

 

“お金”の価値観の重要性

すごく気の合う相手と順調に交際が進み、三か月目に念願のプロポーズを受けた肉子さん。このままゴールインか?と思いきや、相手の男性が「家事は分担しようね。ということは、生活費も折半だよね」「毎月お互いに10万ずつ出しあおう、君だけが使う化粧品とかは君の貯金からだしてね」などと言い出し、暗雲が立ち込めます。

しかも、「妊娠や出産で働けない時はどうしたらいいのかなぁ?」と聞くと、「独身時代の貯金から出せばいいよ」と答える彼。その上、「結婚したら妻子にぼくが稼いだ給料を使われるだけの暮らしなんて絶対に嫌だからね」と言われ…。

この時点で、私としては「なし!一生一人で生きていけば!?」という気持ちになるのですが、肉子さんは、せっかくプロポーズまでこぎつけたのに、また1から婚活のやり直し…!?と激しく迷います。

しかし、アヤメさんのアドバイスもあり、もし夫が働けなくなった時に「稼いでくれなきゃ困る」なんて言いたくない、支えあう夫婦になりたい!と考え、結局お断りします。

面倒や手間があるとしても、本当に納得できる結婚まで、妥協しないことが大切だと学びました。

 

婚活って、いくらくらいかかるの…?

婚活を始めるにあたって、気になるのは「いくらいぐらいかかるのか」というところですよね。結婚相談所の月会費、デート費用、おしゃれにかかる費用…。最終話では、肉子さんが婚活に使った費用を、ぶっちゃけてくれています。

デートは基本割り勘。1日でだいたい4000円くらい。ディナーや映画が入ると1万円を超すこともあるそうです。月額でだいたい4万円くらい。被服費は月5万円、交通費は2万円として、それが1年半でなんと198万!それだけでなく、結婚相談所に支払った入会金などを合わせると、全部で241万円の出費だったそうです。

「人生をかけた婚活にお金かけないでどーする」をモットーにしていたそうですが、それにしてもすごいですよね。肉子さんの結婚に対する覚悟を感じます。でも、それで理想の相手と巡りあえたのなら、決して高い買い物ではなかったのかもしれませんね。

 

迷っているなら始めよう

肉子さんは、自身の婚活を振り返って、「婚活してよかった」と心から思っているそうです。今が自分の人生で一番若い時。迷っているなら、思い切って婚活を始めてみれば、きっと新しい何かを得られるんじゃないかなと思いました。

 

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