自分から奉仕してばっかり!!でも何かしてもらうのは悪い気がするのはなぜ?

なんでもかんでもしてあげたいけれど、気づいたときにはお世話してばかり。一方的にやってあげてばかりで、特に感謝もされないでイライラする…なんてこともあるけれど、なにかしてもらうとなると申し訳なくなってしまう。こんな時、あなたは依存や罪悪感の心理をこじらせている可能性があります。早めに抜け出しましょう。

人間関係は、自分が色々してもらう方が愛されるものなんです。してあげたら愛されるのではなく、上手にさせるから上手に愛してくれる。

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人間関係はギブ・アンド・テイクが大切だと割り切って!

彼氏がいるとついつい世話をやきたくなってしまうのは、ある意味当然の流れかもしれません。彼が一人暮らしなら料理を作ってあげたり、掃除をしてあげたり、家事をやってあげることが多いかもしれませんね。

色々してあげるのと、無駄に世話を焼くのは違います。家政婦じゃない。

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「おまえの作る料理って上手いよなー。もっと食べたい!いつもありがとう」なんて言われたら、もっと美味しいって言ってもらいたいですよね!そんな言葉をもらったら、料理の腕をあげようと必死で頑張りたくなる気持ちもよくわかります!

 

そのこと自体、なんらおかしいことではないんです。愛情表現として、相手のお世話を焼くのは気遣いであり、思いやりですから。彼に命令されたわけではなく、自分から進んで、彼に喜んで貰いたいために奉仕しているんでしょう。それなのに、

 

なんで私ばっかり彼の世話を焼かなきゃならないの!!

私は彼のお母さんじゃない!!

 

と思ってしまう。本当は、彼からも私に何かして欲しい。私からお願いしなくても、愛情表現を行動で先に示して欲しい

これは、お願いして、相手にやってもらって「嫌われたくない」と思っているからです。

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これがあなたの本音なのですが、一方で「でも、彼に私から『奉仕して!』なんて言えないし、実際に彼に奉仕されたら、なんだか悪い気がしそう…」と遠慮してしまい、彼に自分の気持ちを伝えられないのはなぜなのでしょうか?

お願いなんてして、なにかしてもらって「嫌われる可能性がまだある」というレベルでしか付き合えてないんです。

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この気持ちの理由を心理学で分析してみましょう。生存者罪悪感に関する研究の中の一節で、このような罪悪感の構造について触れられています。

したがって、多くの場合、パートナーを傷つけたり無視するなど、相手の期待を裏切るような行為や不作為によって罪悪感が生じると、その罪悪感を解消するために関係を維持・強化するような行動を実行するようになる。第二は、自己の主張を他者に受け入れさせる対人的影響方略としての機能である。すなわち、他者に対して、「自分が望むことをやってくれないために自分がいかに苦しんでいるか」を告げることによって罪悪感を喚起させると、その人は罪悪感を取り除きたいために要求に従うことになる。

東洋大学社会学部 安藤清志 「生存者罪悪感に関する一考察」(PDF)

そうなんです。「私ばっかりあなたに奉仕しているから辛い!!私はずっとモヤモヤしてたの!あなたにも奉仕してほしい!」と彼に直接文句を言うことは、彼に罪悪感を抱かせかねません。

相手に嫌だと思ってほしくない。うざいと思わせると、別れられちゃうかもと潜在的に思っている。

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優しいあなたは、自分の気持ちを直接ぶつけることで、彼がショックを受けたり、自分を負担に思わせたりしたくないんですよね。だから「彼から」自発的に動いてくれないかな~、と願っているわけです。しかし残念ながら、言葉に出さないかぎり伝わりません。

相手にとって負担になると、相手はあなたを捨てる(とあなたの潜在意識が思ってしまっている)、レベルの人間なの?そんなダメ男と付き合ってるの?

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また、あなたの深層心理の中に「女性とは男性に尽くすもの」「家事は女性のもの」という、今や古くなった常識が染み込んでいるのかもしれません。

亭主関白、DV気味だった家庭で育つと、この手の状態に陥りやすいです。

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「彼に尽くさないと嫌われる!」「怖くて彼に本音を言えない!」といった強迫観念があるのかもしれません。

早めにこの心理状態から卒業しましょう。これを乗り越えないと結婚はできません。

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しかし、あなたばかり奉仕している状態が続けば、彼はあなたに「奉仕してもらう」ことが当たり前になり、感謝しなくなり、愛情が高まることも無くなってしまうかもしれませんよ?人間関係は、通常「ギブアンドテイク」です。

こうして尽くすことで、ダメ男が出来上がります。

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「give(与える)& take(もらう)」ですね。あげっぱなしでももらいっぱなしでもなく、相手も自分もどちらも行うものです。恋人関係も同じです。彼に何かをしてもらうことに、罪悪感や、申し訳なさを感じることはないんですよ!

愛はコミュニケーションとして能動的体験と受動的体験をもつことになる。すなわち愛は相互関係において実現することになる

参照: 椙山女学園大学 山根一郎 「愛の現象的心理学」

ここは割り切って、彼にあなたへのgiveをお願いしてみませんか?ギブアンドテイクは「等価交換」とも言い、お互いに同じ価値のものを交換するということです。具体的に言えば、「私が料理を作るから、あなたはお皿を洗ってほしい」という感じですね。

最悪のダメ男は、これらの心理を理解した上で、あなたに世話させてヒモになります。

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奉仕ばかりでイライラしてたら意味がない

あなたが、彼のために奉仕をしてしまうのはなぜなのでしょうか?

 

一つは彼に奉仕してあげることで、彼がもっと自分を好きになってくれて、感謝してくれて、褒めてくれることを求めているのだと思います。もしそれだけだとしたら、彼があなたに感謝をし、褒めて、もっと好きになってくれることだけでも、二人の間の「ギブアンドテイク」は成立します。

あなたには行動で奉仕させ、彼はセックスや感謝の言葉、それっぽいことで返すだけでは?

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これは男女が逆でも同じです。外食で食事代をおごる際に、女性が感謝して、喜び、笑顔になれば満足という男性はたくさんいます。しかし、それでもあなたのイライラが収まらないとしたら、それはやはり単純に「自分だけではなく、彼にも奉仕してほしい」という率直な欲求です。

 

それを言葉にすることすら抵抗があって我慢をしているのなら、勝手に奉仕されている彼もイライラすることになるでしょう。

 

「〇〇さ、何をイライラしているのかわからないけど、言いたいことがあったら言ってよ!」なんて。

こういってくれる男性は、たぶん大丈夫。鈍感なだけ。どうして欲しいか言え!ってことは、あなたに対してする気があるってこと。

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つまり、あなたが声をあげない限り、彼はあなたの欲求がわからないということを自覚しましょう。

 

相手に奉仕させた方が関係は良くなるって知ってた?

「それでも、言えないよっ!」って言う方へ。

 

一方的に奉仕をしてばかりの人は、彼はあなたに頼りきりになり、あなた自身も彼なしではいられない「共依存」という精神状況に陥りがちです。

恋人だけに過剰に依存している者が、恋人を失ったときに、精神的健康を保てなくなるのではないかという危うさも示唆された。

参照: 九州大学大学院人間環境学府 田中純「青年期後期の恋人への依存性に関する研究 : 恋人との関係評価及び依存対象との関連から」

そうならないためにも、あなたは彼に欲求を伝え、彼にも何かしてもらうという対等な関係を築くことによって、より良い関係を築けるはずです。

 

まず、あなたのモヤモヤはあなたの頭の中だけのもので、実際に言葉にして彼に伝えたら、全く違う反応が返ってくるかもしれません。あなたが「悪い気がする」と思っていることは、彼にとって「悪いことではない」のかもしれないんですよ。

あなたの悪と、彼にとっての悪は全く別物かもしれません。

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男性は頼られることが嬉しい人も多いですし、恋人同士なら、あなたが喜ぶことをしてあげたいと思うのが自然ではないでしょうか?まずは、「悪いけど」という出だしからお願いしてみてはいかがでしょうか。

  • 「悪いけど、お皿だけ持ってきてくれないかな?」
  • 「悪いけど、洗濯物のスイッチだけ入れておいてくれないかな?」

彼に少しだけでも「奉仕」してもらえれば、きっとあなたの「なんで私ばっかり!」というイライラは収まり、今までよりよい関係が築けるはずですよ。二人が対等の関係になれるよう頑張ってみてください!

 

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