【婚活本紹介】「結婚しない男たち 増え続ける未婚男性「ソロ男」のリアル/荒川和久」の評判・感想はどう?

「ドケチな浪費家、ソロ男。彼らの幸せは結婚じゃない。」こんなキャッチコピーがつけられている本、『結婚しない男たち』は、博報堂ソロ男プロジェクトのリーダーである荒川和久さんが、結婚しない独身男性、通称「ソロ男」について調査を行い、まとめた本です。

 

裏表紙には、「いつのまにか独身男性はもはや少数派で片付けられないボリュームにまで成長した。人数ボリュームが拡大するということは、そこに消費のポテンシャルも生まれてくる。(中略)本書は、彼らの生活意識や価値観・性格・消費行動などの定量・定性調査をふまえ、新たなマーケティング活動のヒントが得られないか、をまとめたもの」と書かれています。

 

新たなマーケティング活動のヒント、とありますが、独身女性にとっても、「ソロ男」なる独身男性の価値観や性格を知っておくことは、今後に役に立ちそうです。表紙にも、「私が独身なのは、こういう男と付き合っていたからかも」という30代後半の女性の声が載っていますが、婚活で出会った人や今付き合っている人が「ソロ男」だった場合の参考にもできる1冊です。

 

 

「ソロ男」とは?

いきなり「ソロ男」と言われても、耳慣れない単語です。ソロ、という言葉から、独り身の男性かな?と連想しますが、ただの独身男性というわけではないようです。第1章では、まずその「ソロ男」の定義について書かれています。

 

ソロ男4ヶ条

基本的には、独身で20代~50代の男性

・親と同居していない一人暮らし(ルームシェアは可)であること

・ちゃんと働いていて、親などに金銭的な依存をしていないこと

自由・自立・自給の価値観を持っていること

 

最後の「自由・自立・自給」は、もう少し詳しく、「自由:束縛されないで自由に過ごしていきたい」、「自立:(家族がいても)一人で過ごす時間を確実に確保したい」、「自給:(家族がいても)誰かにあまり頼らずに生きていける」と説明されています。

 

 

さまざまな調査

荒川さんは、『ソロ男』について、インターネットを使った定量調査を行い、既婚者にも同様の調査を行って比較対象としながら、ソロ男の実態について詳しく分析しています。

 

具体的には、

  • 生活意識
  • 買い物意識
  • 性格
  • 自己矛盾行動
  • 日常品の買い物行動
  • 外食・夜遊び行動
  • 趣味・余暇行動
  • 恋愛行動・結婚観
  • 経済事情
  • 友達付き合い

 

新たなマーケティング活動のヒント、と言うだけあって、調査結果をまとめたグラフなども挿入され、細部にわたった調査と分析がなされています。

 

この中から、婚活をする上で特に気になるポイントである「恋愛行動、結婚観」についてと、そのほかの項目で参考になりそうな部分を抜き出して紹介したいと思います。

 

ソロ男の恋愛事情

『ソロ男』という響きからして、結婚しない、恋愛をしない、一人が好きな男性では?と思いがちですが、決してそうではないようです。荒川さんも、「『ソロ男=彼女がいない』ではない」と述べています。

 

彼女がいる率で言えば非ソロ男と比べてもほとんど変わらず、過去に付き合った人数も約5人、とほとんど非ソロ男と変わらない、という結果が出ていました。つまり、『ソロ男』でも、恋愛はしている、ということ。

 

しかし、結婚となると、意識は変わるようです。半数近くの46.5%のソロ男が結婚に後ろ向き、しかも「結婚するつもりはない」「結婚しない」という非婚を貫く強い意志が伺える結果。

 

やはり、結婚をすると、「自由に過ごせなくなる」と感じるからでしょうか。このあたりの「理由」についてももう少し詳しく調査してほしかったところです。

 

ソロ男攻略の鍵

ただ、非婚の意思が強いソロ男も、40代になると迷いが生じるとか。「このまま結婚しないでいいのかな」と思うようになるその理由は、結婚しないと得られないもの、つまり、「子ども」にあるそうです。

 

「どうしてもソロ男を攻略したいという奇特な女性がいるならば、この40代の心の隙を突くというのも効果的かもしれない」と荒川さんは書かれていますが、まさにこれがソロ男攻略の鍵になると思います。

 

奇特な女性、とありますが、ソロ男も恋愛している、彼女がいる、という結果を見れば、「自分の恋人がいわゆるソロ男で、結婚したいけれど相手はあまり乗り気じゃない」という状況もあり得ます。

 

彼との結婚は諦めて違う相手を探す前に、一度「子ども」という視点から相手を説得してみるのもいいかもしれませんね。

 

ソロ男の経済事情

結婚をする上で、お金はやはり大事です。ソロ男の経済事情はどうなっているのか、というと、「貯金をするかしないかは両極端」

 

100万円未満、という人が27.1%である反面、1500万円以上という人も20%ほどいるそうです。1500万円以上はちょっとすごいですよね。年収は非ソロ男よりやや少ないものの、それでも平均511万円と、民間サラリーマンの男性平均年収と同じ水準です。

 

ただし、ソロ男は「自分の興味のあるものや、趣味には時間もお金もかける」傾向があるのに、「自分のためにお金を使いたいから、他人のプレゼントはケチる」という性質があるそう。

 

決して悪いことではありませんが、結婚相手としては…。将来、子どものことにもちゃんとお金を使ってくれるのかな?と少し不安になります。

 

貯金や収入面では問題なさそうでも、本当に「ソロ男」と結婚したいのかどうか、という点から、もう一度よく考えてみた方がよさそうです。

 

ソロ男の求める女性

それでもやっぱりソロ男を狙いたい!と思う女性にとって、「どんな女性が好みなのか」は知りたいところだと思います。

 

検証の結果を見ると、「ソロ男は現実にはあまり存在しない架空のモデル体型」を求めているそうです。性格については、大和なでしこタイプが好きだったり、バリバリ仕事をこなすタイプが好きだったりと一概には言えないようですが、「ソロ男は譲れないポイントで短所でとらえがち」なんだとか。

 

つまり、「××はダメ」「××は嫌い」というネガティブな条件を提示する男性は、ソロ男の可能性大です。ソロ男のタイプの女性になるには、すらっとしたモデル体型をキープし、相手の嫌う行動を把握し、それを実行しないことが大切なようです。

 

既婚者の中の隠れソロ男

独身男性のイメージが強いソロ男ですが、第三章では、「既婚者の中にもいるソロ男」について書かれています。既婚者でありながらソロ男の意識の強い男性は「隠れソロ男」。

 

既婚者の約3割がこの隠れソロ男に当てはまり、結婚してもなお、一人の時間を大切にしたいと考えているほか、「上昇志向が強い」「妻に内緒で隠し口座を持っている」などの特徴があると書かれています。

 

ただ、隠れソロ男でも、「結婚して子どもが生まれた瞬間に意識が変わる」ことがあるとか。ソロ男の恋愛事情でも「子ども」はキーワードになっていましたが、付き合っているソロ男に手を焼いている場合は、「子ども」を切り口にしていくと、相手の行動が変わっていくかもしれませんね。

 

まとめ

自分の友人について振り返ってみた時、結婚したがっている女子はいても、逆はあまりいないな、と感じていました。女友達が多いせいか、たまたまそういう時期なのかと思っていましたが、この本を読んで、それだけじゃないのかも、と感じました。私たちが思っている以上に、「ソロ男」は増えていて、身近にいるのかもしれません。

 

荒川さんは、「結婚することが人生の形ならば、生涯独身で生きることも新しい形なのだ」と述べています。今後、もし友人がソロ男だと発覚したら、無理に結婚を勧めず、そういう生き方もあるよね、と認められるようにしていきたいと感じました。

 

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