婚活マスターレベッカ
笑えるアラフォー婚活体験談
第13弾 日本列島縦断・婚活ツアー
~秋田・乳頭温泉【前編】~
アラフォー女子・レベッカさんの婚活体験談 第13弾!
婚活歴10年以上!!婚活マスター・レベッカさんの抱腹絶倒の体験談、地方婚活編。
舞台は北海道から秋田・乳頭温泉へ。
地域性の違いなのか?様々なトラブルに遭遇!?無事お見合いに辿りつけるのか?
今回もレベッカさんのドタバタ婚活体験談をお楽しみください♪
北海道でのお見合いと連続しているわけではなく、数年の時を隔ててはいますが、地方婚活の体験談として秋田編を。
お見合い相手というよりも旅路と旅館でのトラブルの方がよほどエピソード満載なんだけど。それはまあ、お見合い話とは関係ないのでちょちょっと簡単な記載に留めておいて、いつかどこかで書きなぐる機会があることを祈る。
基本的なことだけど、自分のテリトリーを出て初めての土地で何かしらしようもんなら、事前に確認というか、ある程度の文化の違いを熟知したうえで向かわなければ、どえらい目に遭いまっせ。そう。事前の確認は観光地や移動手段などのことだけではなく、文化背景をね・・・。
さて今回の秋田編。
乳頭温泉に行きたいことが前提でお見合いをセッティングしたわけではなかったけど、KKRブライダルネットで独立法人に所属しているシュッとしたリーマンからお申込みがあった。
写真の感じ〇、職業〇、収入〇、自己紹介や相手に求めることなどのテキスト欄に書かれているコメント◎、趣味・特技は許容範囲内、現住所が秋田県。
元々は関東エリア出身の人で、数年後か定年後には東京になるとのこと。
ふむふむ。馴染みのないエリアやけど、温泉、ねぶた祭り、きりたんぽ・・・好きなものだらけやないか。
ずっと行ってみたいと思っていたしええやんかいさ!で、
おーけー!ポチっとな。
メッセージのやり取りをしてみたら、なかなか良いではないの~~。
たまに関西にも出張があるとか言うし、ええやんかいさ!
じゃあ関西で会えばよかったやんって?
会ってからダメだった~、だと秋田に行くきっかけを失ってしまうと思ったので、初めましてを秋田で迎えることにした。
居住や職場のエリアから、その近くの温泉を探したら名湯・乳頭温泉が!
ひゃっほ~い♪
飛行機もろもろの移動費+旅館で関西からだと10万くらいかな。
新幹線は苦手なので、飛行機で移動。
新幹線も高いし、どちらでも費用はあまり変わらない。だったら速い方で。
婚活に一番おすすめのペアーズを完全解説しました!
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伊丹空港からJALで秋田へ!
と思ったらものすごい端っこの乗り場からプロペラ機?のような小型飛行機。
プーケット行くときに乗った乗り継ぎセスナみたいな飛行機だった。
搭乗口にはなぜかJALの職員さん?がいっぱいいて、なぜかすっごい話しかけられた。
天候の話、秋田の話など世間話。
おじさんと意気投合して待ち時間ずっと喋ってた。
退屈しのぎになって助かったけど、あれはいったいなんやったんやろ???(笑)
仕事しとかんでよかったんか?
チェックインの際、スーツケースを預けた方が良いか聞いたけど、チラッとみて「持ち込みOKです!」って言うから信じたやんか!
上の棚が机の引き出し並みに小さい!
入らんがな!
CAさんに尋ねたら、シートに載せてベルトしてくださいとのこと。
(今は安全性の問題からこのような対応はされておりません)
え!?
辺りを見渡す。
出張らしいサラリーマンが2席2列のシートに1席ずつ座り、荷物を隣に“座らせて”いる。
そ、そうなん?
この線はそれがデフォルトなん?
じゃあむしろあの上の極小棚は何を入れたらええのん!?
ティッシュくらいしか入らんで。
無事離陸したものの、まだ上昇中なのに何やら機内がやかましい。
後部にいるファミリーが大騒ぎ。
CAさん「お座りください」「シートベルトの着用をお願いします」「危険です」など繰り返し注意している。
察するにウロついて騒いでいるということか。
CAさんの声がだんだん強みを増してくる・・・。
荒げてくる・・・。
めっちゃ怒鳴った!!

機内ではCAさんの言うこときかなあかんで~。
ベルトを外し後部に向かった。
まだ上昇しているので坂を下る勢いで向かっていった。
私は最前列だったので、後ろが見られない。
どんな修羅場なのか見たい~と思いつつ、まいっかと思ったら、ドタドタドタとCAさんが戻ってきた。
機長に報告。
でも、すっごい感情的(笑)。
しばらくして機長から機内放送があり、注意されるも聞いちゃいねぇ。
すごいファミリーやな・・・。
地元に帰るのか、秋田に旅行に行くのか不明やけど、もし秋田県民ならこの先がちょっと心配されるなあなんて考えていると、機長再び。
乱気のため揺れる、シートベルトは外さないように、のアナウンスだった。
日本海側の飛行は初めてだけど、演歌のPVで見るような荒れた海から考えると風は強いだろうなと。
で、案の定ものすごい揺れ!
いや、揺れなんてもんじゃない!アクロバット飛行か!?というくらい凄まじい!!
怖いー!!
あえてここでは多くを語らないけど、機内の騒ぎはとにかく凄かった(笑)。
小型の飛行機なんて、風にいいように弄ばれそうなものを、よく頑張ってこらえてたな。
無事着陸してやっと安心できたけど、それにしても操縦うまかったー!!
今までかなり飛行機乗ってきてるけど、JALもANAも他の航空会社では考えられないほど操縦はピカイチ。
その中でも、生卵の上に着陸しても無事なんじゃないかと思うほど、滑らかで静かな操縦を経験したことがある。その感動した機長に次ぐくらいの上手さだった。
惚れてまいそう♡
空港から旅館までは結構な距離で、電車もバスもない。
迎えもないので、“リムジンタクシー”とやらを予約していた。
このリムジンタクシーはリムジンとは名ばかりの小型タクシーなんだけど、運転手さんがとっても良い感じの人で、心が和んだ。
明日はお見合いだと言えば、数少ないデートスポットや、もし秋田に住むようなことになったらと秋田の風習や生活に役立ちそうな情報をめっちゃ教えてくれた。
気が早いって~!とか言いながら、めっちゃ情報収集。
その日はめったに降らないくらいの豪雪で、その凄さがなぜか前夜から、秋田にだけ集中降雪!!
ラッキーなのか不運なのか・・・いや、間違いなく不運でしょう。
飛行機はかろうじて到着したけど、到着してから見たら、以降全部欠航になってたし。
タクシーの暖房が効かず、激さむっ!!
雪深くてなかなか進まないうえに、何度も対向車と衝突しそうになる。
山道ではすれ違うたびに止まるので、止まってから動き出すのに時間がかかるし、とにかく進まない。
恐ろしい、もう2時間は経っている、しかしまだまだつく様子はない・・・。
不安と寒さで私も運転手さんも無言。
携帯もつながらない。
初めての土地で初めましての運転手さんと心中はいややで!と思っていたら、
運転手さん「どんなことしてでも絶対に宿までは送り届けますから。背負ってでも行きますので心配しないでね。」と。
背負われることになったら、なお心配、いや心配どころの騒ぎではない。
逆に私が運転手さんを背負わないとだめでしょうほどのご高齢なのに!!
なんとか3時間以上かけて宿に到着。
ああこの道を帰っていくのか、運転手さん・・・。
ごめんね、どうかご無事で・・・。
超素敵な部屋に感動してたら、安堵からかちょっと泣けてきた。
こんな思いしてまで秋田に見合いに来るって、なんか私、何やってんねやろう的な。
雪深い温泉旅館に一人、感傷に浸ってしまった。
食事しながら屋根から雪がドーンドーン、ザザザーと落ちるたびにかなりの音にビビる。
下に何かあるんだろうね、たまにバーンと大きな音と振動がくる。
結構怖い。
しかし、まさに渓谷横の露天風呂で雪見風呂!!
これは最高のシチュエーションじゃ~と喜び勇んで浴場へ。しかし。
端的に言う。
のぞき、痴漢に遭遇。
なお、そういう構造になっている旅館だった。
警察へ通報は断念。
これがお見合い前夜のエピソード。
あー!!!今考えても通報を断念したのが悔しい!
くっそ~~~腹立つ。
犯人を殴れるものなら殴りたかった!!
犯人にも旅館にも責任を追及したかった!!!
お見合いの前日でさえなければぁぁぁ~(号泣)
もう少しだけ詳しく言うと、この旅館のお風呂は男女混浴。
まったく初耳。
書いとけやHPに!入浴の説明の時に言えや。
しかもタオル持ち込み不可。
さらに、脱衣所は分かれているけど、洗い場共有。
(今は諸々改善されているらしい。タオルも持ち込み可。)
脱衣所の入り口は男女隣同士で、なんの躊躇もなく男性が女性の引き戸を開ける。
人が少ないから調子こいて、普通に扉開けて中にいる嫁を呼びに入って来る。

なにしとんじゃコラーーーーッ!!
おい、犯罪やぞ(怒)
もうバッチリ見られたよ!すっぽんぽんを!
つい立てもカーテンもないし!!
なんで必死で隠しながら、かつ物陰に潜みながら警戒しつつ体を洗い、湯船につかり、露天風呂をあきらめて、
また隠しながら慌てて服着て逃げるように部屋に帰らなあかんねん!!!
旅館側に訴えるが、ぽやや~んとしてる。
何が問題かわからない様子。
うそやろ!?
なんなん!?ここはエロス旅館か!?
おピンク系の施設なんか!?
いやいや、んなわけないやろ。
支配人に訴えるもキョトンとしている。
はぁ!?まじで!?
地域性の問題!?
それとも乳頭温泉はそういう温泉!?
東北の温泉は混浴が多いとは聞いていたけど、それは公共の施設だけのはず。
なぜにこんな立派な、まともそうな旅館でこんな構造!?
と軽くパニック。
しかし、女湯の脱衣所に入ってくる、扉を開ける、露天風呂を通って洗い場にくる、これは施設云々ではなく、男性側のモラル欠如というか、犯罪やろ。
通報しようか迷った挙句しなかった(怒)、現行犯で捕まえられなかったし。
旅館に泊まっているということは、他のエリアからの宿泊客だと思うし、この地域の文化や風習は関係ないので逮捕してほしいけど、明日はお見合い・・・。
現行犯じゃない以上時間を要しそうだし、今ここでややこしいことになって、明日のお見合いが流れたら、10万かけて秋田に来た意味がない。
裸見られて警察と話して旅館どやしつけただけで終わってしまう。
何しに来てん!ってなる。
ということで、断腸の思いで通報を断念。
起きてしまったことは仕方がない。
とりあえず誰も起きていないであろう時間帯に、もう一度ゆっくり入ってみよう(←入るんかぃ)。
せっかくの温泉を何も味わえることなく去るのは残念すぎる。
ということで、念のため支配人に、脱衣所に外から見えないようつい立てのようなもので防御を頼んでみる。
「はい!喜んで!」というほどの元気さはないけど、とりあえず「承知つかまつった!おまかせあれ!」くらいのテンションで策を講じてくれた。
屋根からの雪崩が相変わらずうるさく、ドーンドーンの地響きにも慣れ、客たちは寝静まった様子。
1時頃、改めて浴場へ。
女湯の扉を開ける。
スケルトン!!!
透明の背の低い、ひざ丈のつい立てがちょこんと置いてある。
おいーーーー!!!怒
思わず、「ええええ!?」と叫んでしまったため、従業員が飛んできた。
その反応は褒めるべき速さではあるものの、この対処には怒りを増幅させられるわ!
なんじゃこりゃ!?
なんのためのつい立て!?
ひざ丈て!!!
しかもスケルトン!!
見えとるトンやないかぃっ!!
なんも隠れへん。
用途を理解してへんようやな。
駆け付けた従業員にクレーム。
すると「風よけかと思いまして・・・」
はぁ!?
正気か!?おつむ大丈夫!?
万が一そうでも、これ風も防げんで!?
絶句していると、支配人も来た。
お前、何してくれてんねん・・・と聞いたら、これしかないと言う。
じゃあ、つい立てのようなものは当旅館には準備しておりませんとか言えや。
もしくは急きょ準備するが今日明日では設置できませんとか、言い訳しろよ。
よっしゃ任せろでコレはないわ。
言っておくけどこの話、かなり端折ってるからね。
エピソードだいぶ省いて省いて、これっすよ。
もービックリやね。
一休.comで予約したので(私の御用達)、ソッコー報告。
後日談としては、一休も驚いて現地調査、女将に改善予定があるかなどの確認、女将から私に謝罪の連絡。
それで終わればいいのに、なぜかお詫びとして、旅館の支配人の顔が印刷されたせんべいが送られてきた。
完全になめてるよね・・・。
当時不在だった女将から更に謝罪の電話(笑)。
もう可哀想。
ただこれもまた斜め上というか明後日の方向過ぎて会話にならず、なんかよくわからないまま電話を切った。
しまった!お見合い話はどこへやら!?
前置きが長くなってしまった・・・
これじゃ、旅行体験記やないか!!
ごめんちゃい☆
でもね、この前振りがあってこそ、お見合いの残念度合いと共に私はより一層どん底へ突き落されたというか、生気を奪われたというか。
どうかわかっておくんなまし(涙)
あわや警察沙汰のレベッカさん、秋田の青年とゴールインできるのでしょうか?
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