セックス依存症だと誰とでも寝ちゃうの?【そうとも限らない】

セックス依存症という言葉を耳にしたことはある人は多いと思いますが、その実態はあまり知られていませんね。性依存症ともセックス中毒とも言われ、主に性行為への依存が多いため、セックス依存症と呼ばれることが多いようです。

 

セックス依存症はどのような病気なのか理解しましょう

日本でその病名が一般的に知られるようになったのは、2009年に不倫スキャンダルで世界を驚かせたタイガー・ウッズが、後にこの病気だったと発覚したときではないでしょうか。

「セックス依存症」。2009年に不倫スキャンダルで世界を驚かせたタイガー・ウッズが、後にこの病気だったと発覚し、日本でもその病名は一般的に知られるようになった。

参照:エキサイトニュース [「性欲が強いだけ」「ただのセックス好き」? セックス依存症の実態を専門家に聞いた]

最近ではアルコール依存や薬物依存、ギャンブル依存と並び、代表的な依存症であるという考え方が広まりつつあって、特別珍しい病気ではなくなってきているようです。

 

しかし、日本では、アメリカのようにセックス依存症が話題になることはほぼありませんよね。そもそもセックス依存症とは、どのような病気なのでしょうか?

 

セックス依存症は、『社会的・身体的・経済的な損失があるにもかかわらず、強迫的な性衝動が抑えられず、セックスやオナニーをすることがやめられない状態』のことをいいます。

 

要はセックスがないと「自分自身を保てない状態」が続いてしまう症状なのです。

 

決して、セックスそのものが問題なわけではありません。自分で自分をコントロールできなくなり、性衝動を抑えられなく性犯罪を繰り返すようなタイプの人、そして異常なまでの風俗通いや、セックスが多くやめられない人には、セックス依存症の可能性があると思われます。

 

このようなタイプの人達は、衝動的な行動をするので、不倫や痴漢などで他人に迷惑を掛けてしまう事があり、時として社会問題となってしまうこともあります。男性の場合は、借金をしてまでも風俗通いがやめられず、それで自己破産をしてしまうケースも。

 

最近ではSNSを利用して手当たり次第に女性と会い、合意があると一方的に思い込み、強引にセックスをして事件化する場合も少なくないようです。

 

さらにセックスだけに限らず、1日中オナニーがやめられず、仕事中でも我慢できずにしてしまったり、大事な約束に遅刻してしまったりするなど、やるべきことの優先順位に逆転現象が起こることもセックス依存症のカテゴリーに入ります。

 

のどがカラカラの人が水を欲しがるように、セックスをしていない時間が続くと、セックスをしたくてしょうがなくなってしまいます。そして心理的な不安やパニック、リストカットなど、まるで麻薬や覚せい剤が切れたかのような禁断症状が襲ってくるのです。

 

この病気は、男女どちらとも、なってしまう可能性があります。しかし、女性の場合は不特定多数の人とセックスをしてしまうことで、望まない妊娠からの人工妊娠中絶、そして性感染症になる危険が多く、男性よりも事態はシビアです。人生の破綻を迎えてしまいかねないセックス依存症は、放置してしまうと、実はとても危険なことなのです。

 

セックス依存症の原因って?

セックス依存症に陥ってしまう女性の場合は、幼い頃から身近な男性に性虐待を受けた経験や、レイプなどの不幸な出来事で、過去のトラウマが大きく影響していることが多いというデータがあります。また、親にあまりにも厳しく育てられたために、他人に心を開くことが出来ず、常に孤独を感じている場合も、セックス依存症に陥りやすくなります。

 

このような経験から自己肯定感が低く、自分を大切に思うことができないのです。しかし、それだけが原因とは言い切れない側面もあります。強い不安やストレス、劣等感なども原因になると言われています。一般的に誤解されていることが多いのですが、セックス依存症とは、ただ快楽に浸り続けているわけではないのです。

 

セックスの最中だけ相手に抱きしめられ、自分が必要とされていると錯覚し、心の埋められない不安や孤独をセックスをしている時だけ忘れられるというように、脳にインプットされてしまいます。生きていることを確かめるため」に始まることもあります。

 

セックスは「生きている」という実感を、頭だけではなく、体全体で味わわせてくれるからこそ、自分の存在を確認するためにセックスが止められなくなってしまう人も多いのです。そして、セックスが精神安定剤のようなものになってしまい、知らない内にどんどん深みにはまってエスカレートしていき、もう自分ではどうする事も出来なくなっていきます。

 

セックス依存症の例

ケース1. 父親に厳しく育てられた女性の場合

一見とても真面目そうな、清楚な女性で、20代後半の地方の団体職員の女の子。その外見とは裏腹に「夜になると男が欲しくて仕方なくなり、毎晩違う男性と、ホテルで関係を持ってしまう」のです。女の子はそのことに対して、かなり罪悪感を抱いていました。

 

小さいころ、とても厳しかった父親に、ずっとおまえはだめだ、お前は何もできないと言われ続けて育ってきました。男に抱かれているときだけは、自分の生きる価値を見出せる気がして。でも、セックスしなければ自分を保てなくなるから強迫的にセックスをするのに、誰としても感じない。

 

そのむなしさに苦しみながらも、また繰り返してしまっています。

 

ケース2. 18の時にレイプされてしまった女性の場合

高校3年生のとき、推薦で大学進学が決まり、かなりハメを外して遊んでいました。未成年なのに大人ぶってはお酒を飲んで、深夜に帰宅することも普通だったんです。その日も夜遅くまで飲み、最寄りの駅についたときには深夜1時を回っていました。

 

ある男性に肩をつかまれ、草むらに連れていかれ、必死に抵抗したにもかかわらずレイプされてしまいました。意識がもうろうとして、この時の記憶は全くありません。気がついたら男はいなくなっていて、汚れて破れた服と、下腹部に残る痛みが、何が起こったのかを物語っていました。

 

それからは、自分自身が汚らわしいもののように思えてきて、次から次へと男性とセックスするようになりました。そうすれば少しは、この汚い体が上書きされて、きれいになるかもって思えたんです。ピル飲んで中出しして良いよって言ったり、風俗で働いたり…。

 

あのレイプさえ無ければ、普通の恋愛もできていたのかな、と思うと悲しくなって、また男の人に優しくされるのを求めてしまいます。

 

ケース3.義理の父親に性的虐待されていた女性の場合

子供の頃、義理の父親から性的虐待を受けていました。それから性的な関係を持つ時のみ、男性から大切にされるという価値観を持ってしまうようになりました。今は、午前中に彼氏と、午後からは職場の上司とセックスします。また、夜はだいたいナンパされた人か、以前付き合っていた彼とセックスします。

 

18の時からこんな感じで続いていて、セックスしてないと自分の中にある虚しさが埋められません。セックスの相手は誰でも大丈夫です。

 

セックス依存症だと誰とでも寝てしまうの?

セックス依存症の人は、誰とでも寝てしまう人が多いのは確かです。しかし、好きな人とのセックスが前提で、誰でもいいわけではない、という人も中にはいます。症状は、好きな人とセックスをして間を置かず、またすぐにしたくなるようです。なぜなら、セックスは最高の愛情表現だと信じ込んでしまっているからです。

 

しかし相手に、そんなにそんなにいつでもできるか!と強く拒まれてしまい落ち込んでしまいます。それが続くと「愛情表現を拒絶された」と勘違いし空しくなってしまう、このようなことの繰り返しで悩むようになります。

 

浮気はしたくなるようですが、彼に嫌われるのが一番怖いので、それはできないのでしょうね。

 

治療法はどうしたらいい?

自分は生まれながらにして邪悪で価値が無い、という考えを思い切り捨てることから始まるようです。

 

そんなに簡単ではないのかもしれませんが、自分に自信を持ち、自己肯定感を高めることが大切なのですね。

 

ありのままのあなたでいいのです。そして、セックス以外に快楽を感じられ、自分が熱心に取り組めることをみつけること。それは仕事でも、趣味でも、ボランティアでも、なんでもOKのようです。また、今のままでは、運命の人と知り合う機会を失ってしまうどころか、向こうから逃げていってしまうかもしれません。

 

自分をもっと大切に、そしてあなたを誰よりも大切に思ってくれる特定の彼が見つかると信じることが大切なのでしょう。

 

そうなれば、今までにない幸福感が得られる事間違いなしですよ。プロによるカウンセリングもありますし、精神科や心療内科に通うのも一つの方法となるでしょう。

 

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